小説を書いていますアオキです
先日、文芸社のコンテストに応募した時の出来事を経験として、シェアしていきます。
あ、ちなみに僕がAmazonに出版している小説はこんなやつです
文芸社の小説コンテストに応募した
文芸社のコンテストに応募した人の何割かは、講評をもらっているんじゃないだろうか。
ちなみに自分は第5回文芸社文庫NEO小説大賞というコンテストに応募しました。
落選しましたが、講評をいただけたのでその感想を書いていきます。
物書きさん向けの記事です
小説を書こうとしてる人へ
-
初めて小説を書こうと思っている中学生・高校生へ一言「今すぐ書きなさい」
続きを見る
文芸社から講評をいただいた話
例の文芸社のコンテストの締め切りは2022年の冬、2月末。そして結果が出たのが4月末。
落選した自分にはメールの通知と、封筒が届きました
電子と紙でわざわざ知らせるなんてご丁寧だな~と思いきや、封筒の方は「自費出版しませんか?」という営業っぽい知らせが同封してあり、「なるほど・・・狙いはこれか」と。
ただ自費出版するほどでもないか(なんなら自分で電子と紙で出版できるし)というわけで、そのまま封筒はしまいました。
これで文芸社さんとのやり取りは終わり・・・と思ったのですが事が動いたのは2022年の8月半ば。コンテストのことなどすっかり忘れていた自分へ電話が来たのです。
自力で出版した話
-
電子書籍の出版が副業ブログより簡単だった。Amazonで無料出版
続きを見る
文芸社出版企画部からの電話
コンテストからおよそ4か月後、スマホに非通知の着信。
ライターとしても活動している僕はその直前にズームでクライアントとやり取りをしていたので、そのクライアントさんが急ぎで電話をしてきたのか?と思って電話に出ました。それが文芸社の出版企画部でした。
結論から言えば、自費出版の営業ですww
ただ、ただですよ?僕の小説に関して根掘り葉掘り聞いてくるんですね。
そして「ああ、ちゃんと読んだんだな~」と分かる感想や質問を述べてきて、作家のこちらからすれば気分が良くなるわけです。人間だものww
で、流石にその電話で「はい! 自費出版します!」と言えるほど僕も時間やお金のリソース(余力)がないので「将来的にはしたいと思っています」みたいな感じで受け流しました。
これで電話も終わりかな~と思ったら後日、感想を送るとのこと。その感想こそ今回いただいた講評でした。
kindle出版で印税をもらった話
-
収益公開!kindle出版で印税をもらった感想。思ったより売れた
続きを見る
講評は営業を兼ねている
その電話から2、3週間後くらいですかね。デカい封筒(レターパック)が届きました
「講評にこんなに使うか?」と思ったら中身のほとんどは宣伝と自費出版の営業。
枚数の割合的に講評はおまけのようなものでしたw
それでもね?この講評、内容はおまけ程度じゃなくて、しっかり書いてあるんですね。
そこに驚きましたし、感謝しかありません。例えお世辞でも営業の一種だとしても、作家にとってはありがたい感想。大切にしたいと思えました。
文芸社からの講評は営業でもありがたい
講評というのは感想とは違って、理由・根拠も述べて対象を批評するらしいです。
ですからまるで自分の小説を研究した論文のような文章で、読んでいて恥ずかしくなりましたww
その分「あの人ほんとうに読んだなだな~」と、感じられます。また、改善点などもわりとシビアに教えてくれるので、ありがたいです。
僕もネットユーザーや別のコンテストで感想や書評をいただいたことはありますが、文芸社さんほどガッツリ書いてあるのは見たことないですね。
たとえその講評を外部やバイトさんに依頼していたとしても、誰かが読んで講評してくれたことには変わりありませんから、無名作家にとっては価値あるものと思います。
こちらも珍しい経験
-
テレビに出たい人へ。僕が番組制作会社から出演オファーをいただいた話をする
続きを見る
ネットにある文芸社の噂は微妙だけど
ネットで文芸社さんのことを調べると、あまり良くない噂が出てきます。コンテスト商法なるものもあるようですね。
実際過去に自費出版でトラブルもあったようです
ただ一方で誰もが知るような作品、映画にもなった作品がその文芸社の自費出版から生まれているのも事実。
本気で小説家になりたい人にとって文芸社の自費出版は、その夢を叶えさせてくれる選択肢の1つでしょう。
文芸社の講評目当てでコンテストに応募するのはあり
ネットに小説を投稿していて感想を貰えることは稀ではないでしょうか?
一言、二言はあるかもしれませんが、何百文字にもなる感想はまずもらえないと思います。特に講評と呼べるものはね。
読者からのリアクションは作家にとってモチベーションになるでしょう?そのモチベーションも上げるため、自分の作品の弱点を知るためにも講評目当てで文芸社のコンテストに応募するのはありだと、今回思いました。
たとえコンテストが自費出版の営業先を集めるものだとしてもです。自費出版の営業もチャンスと捉えられる人は事が良い方に進む気がします。
おすすめ小説
-
斉藤壮馬さんおすすめの小説「夜市」を20代が読んだら本当に面白かった
続きを見る
ちなみに僕は来年か再来年、今回送った原稿を設定から書き直したら自費出版するかもしれません
まあ、その前に他のコンテストに応募してみますがww
とはいえ僕は「小説家なんて自分で主張するもの。そして周りに認められるもの」と考えていますから、出版にはあまりこだわっていないです。出版するだけなら今の時代Amazonで無料で出来ますからねw
ただ文芸社さんで出版するとプロモーション(宣伝)もありますし、いきなり書店に並ぶのでやはり魅力はありますよね~。Amazonの出版では今のところ書店へ流通はできませんから(海外はできるみたい)。